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スクリーンショット 2023-08-21 13.40.33.png
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制作について

 

インタリオ私の作品は描いたを刺繍で線を拾い、その痕跡を粘土に刻むという行為をインタリオと名付けている。

線とモチーフをつなぐ、形を追い、そのモチーフが成り立っていく過程を追体験している行動。

粘土に刻まれた線はそのモチーフの形が変わらない形であり続け、記憶(想起されるもの=イマージュ)として時間の経過・定点を表す。

古来よりある線描と並行した描画方法として位置付け、絵画空間にある図と地の関係に中空の部分を明確にし、その間にある色彩や光の問題を課題に制作している。

沈む絵画

アクリル絵具を練り込んだ色粘土を支持体にしている。

粘土という支持体は私にとっては画面、枠(四辺形など矩形のもの)を表す「體と骨」の構造として用いられる材料である。

時間を経てもその時の身体的な動きを記憶できる装置である粘土上で、ドローイングを押しあて、沈みこみ、刻みつけられた線が浮かび上がる。わずかながら下へ沈みこむイマージュ(図像)と鑑賞者・外界との間に隙間が発生する。ブラシと支持体とのレイヤーと同様に粘土を押し当てる身体的動きによる沈みと外界との隙間は作り出せないか、を沈む絵画として取り組んでいる。

​                       ©︎ERIKO MURATA2016〜2023

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